CARBON NEUTRAL

主に化石燃料の使用によって排出される温室効果ガスにより、地球の平均気温は産業革命以前と比較してすでに1℃上昇しています。この平均気温の上昇によって引き起こされる気候変動は、干ばつと水害の多発、食糧不足、生物多様性の現象、海面上昇、台などを招くことが懸念されており、その影響はすでに島しょ国にとどまらず世界各国で現実のものになりつつあります。この気候変動による悪影響を最小限にとどめるためには、気温上昇を1.5℃に抑える必要があるとされています（IPCC1.5℃特別報告）。この1.5℃目標はパリ協定等で世界共通の目標となっています。この目標達成に必要な取り組みが、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする脱炭素・カーボンニュートラルなのです。